秋葉原電気街にて絶賛営業中のPCショップ「Jan-gle」からお届けする、Jan-gleスタッフの商品レビューです。お店に入荷してきた商品をユーザ視点でいじって遊んでする様子をお届けします。

記事担当:mHz他、jan-gle秋葉原の中の人たち

レビュー第2回:今“あえて”NEXUS7(2012)を選ぶ理由

更新日時 2013.09.13

どうも、ジャングル探検隊の皆様。Jan-gleの住人、mHzです。
ここではJan-gleに入荷した様々な商品について
「これ、どんな風に使うの?」「実際使えるの?」「買いかどうか教えて」みたいな疑問にお応えすべく!
実際に商品を使ってレポしちゃいましょう!という企画をやってまいります。
もしかしたら私(mHz)以外のスタッフも登場するかも…?

第2回レビューということで、色々紹介するものを探してみました。
しかし新しい商品か、はたまた在庫商品の中から面白グッズを探し出すか…
悩んでいたところ、ふと手元にあったNEXUS7(2012)が目に入りました。
新型を日本販売するのを待ち切れず、2013年7月末に買ってしまったのです。
うーん、割とタイムリーじゃない?

「…こいつの使い方でいいじゃん、今回」

何というか酷いレビュー商品決定の幕開けストーリーですが、どうかお付き合いください。
新型一択!って方も、旧型の利点はここにある!っての調べてみたので、目を通していただければと思います。
ただしあくまで私個人の調査の結果であり、Jan-gle店舗公式見解って訳ではないですので
そこのところは予めご了承をお願い致します。


なんで今になって旧型?

<早くも懐かしく感じるパッケージ>


販売以前・以降、様々なニュースサイトにてスペック上昇の比較に使用された旧型。
いや、確かに性能は良くなってる。それは認める。
しかし!ユーザーの皆さんが一番気にするハズの所で「?」が付いた項目がひとつありましたよね?
背面カメラも付いた。CPUも2倍。ディスプレイの画質も上がった。が、言う事無いでしょうか?
言ったよね、皆言ったはずだよね!

値 段 高 え 。

無慈悲に提示されている諭吉さん約3人のお値段。16GBですら彼らの戦闘力から残るのは英世さん約3人。
そう。新型NEXUS7の一番のネックは「旧型のコストパフォーマンスが殺されている」所なのです。



――背面カメラをわざわざ7インチディスプレイ取り出して使うか?
――CPU2倍は現時点でそこまでの差を感じるのか?
――むしろCPUの負担はディスプレイのスペックアップに比例して上がってないか…?

ちょっと考えてみると、たった1年前に出たというだけで色々言われる旧型NEXUS7が
出た当初よりもさらにコストパフォーマンスの高いタブレットに見えてきてしまうMagic。
ましてや現在、買換えを始めた既存ユーザのおかげで中古市場の相場がなかなかオトク。
有名サイトでもこんな感じ。新型と比べれば約半額。例えるなら低価格ディスプレイ程度の値段で、
32GBの良い感じ性能タブレットが買えちゃうのです。
どうですかね、旧型がちょっとずつ魅力的に見えてきませんか?
新型に突っ走って後悔しちゃう前に、ちょっとした出費でAndroidを判断するには最適だと思いますよ。


特にオススメは「まったりインドア派」と「アクティブ都会派」

ひとまず新型・旧型に関係無く、NEXUS7の個人的に面白いところをざっくりと挙げていきます。

・AndroidOS+初期アプリの少なさでわかる「カスタマイズの自由度」
・小さくもないし大きくもない、ちょうどいい「大きさ」
・意外とびっくりな「ゲーム向け仕様」
・GPSを内蔵した「カーナビっぽい使用の仕方」


やはりまず話題に出したくなるのは、カスタマイズの自由度
ウィジェットの豊富さや、プリインストールアプリが最低限になっている事も後押しの理由。
自分好みの使い心地の良さにしやすい事は大きな魅力です。
また、パソコンとのファイルのやり取りが非常にスムーズなのもポイントです。
MicroUSBを使った接続をするだけで外部HDDとして認識してくれますし、
何よりUSBと接続しただけで充電までしてくれるという(充電時間は長いですが)。

そして「スマホより大きく、PCより小さい」という絶妙な大きさ
持ち運びするにはA5手帳程度のサイズが非常にしっくり来るのです!
300g程度の重さということもあり、 片手で十分持てる程度のサイズは移動中にも十分活用可能なものだったりします。
また、後述しますがカーナビとしての大きさも地味にぴったりです。
(一般的なカーナビの大きさは7型ワイド、つまり7インチです)

残りふたつは少々用途が異なるため、別項目でご紹介していきますね。


まったりインドア派へ:リラックスして色々できちゃうお利口さん

<PC前でも優先して使ったりします>
スクリーンショット
NEXUS7は、実は意外とゲーム向け仕様で構成してあるガジェットの一つ。
旧型の採用CPUはNVIDIA Tegra3。新型のGPUであるAdreno320と比較すると流石に1年の能力差を感じますが
Android対応ゲームに関して言えばスマホですら動作するのですから、かなり些細な違いではないかと判断できます。
また、タッチパネルの反応も良いので(特に「パズドラ」はNEXUS7だと相当やりやすいのでは)
ゲームの操作について文句をたれる事もあまり無いのではと思います。

さらに、Google Playによって数多く…本当に数多くのゲームが現在も日単位で配信されています。
このゲームたちから気に入ったタイトルを選んで、遊び終えたらまた次のソフトへ…
もちろん据え置き&携帯機のタイトルも遊ぶでしょうから、全てがNEXUS7で賄えるわけではないですが
様々な形態のゲームをNEXUS7で体験できるのは大きな利点といえます。

また、7インチのちょうど良いサイズは、室内活動メインのインドア派にもとても優しいです。
PSPやDSよりも大きく、けれど邪魔にならない程度のディスプレイなので
Youtubeやニコニコ動画を見たり、ネットサーフィンも布団の中でイイ感じに捗ります。
twitterやFacebookの公式アプリの使いやすさ、2ちゃんねるを見たい方にも専用ブラウザがありますし
自分の好みに合わせたブラウザ選択の自由度なども加味すれば
(それぞれのブラウザそのもののカスタマイズ性もかなりのものです)
スマホをガン見しなくても、PCの前に向かわなくても快適にいつもの習慣ができちゃうわけです。


アクティブ都会派へ:持ち歩きの利点はサイズだけじゃない

<外でも気軽に使える大きさが良い>
スクリーンショット
外出時とかスマホだけで充分だろ、という皆様にもNEXUS7をオススメしたい理由の一つが
「GPSを内蔵しており、オフラインでも電源が入っていれば完全動作」ということ。
つまり、Wi-fiや3Gの通じない環境下でもカーナビとしてきっちり動作してくれるのであります!
車内に置くときも7インチディスプレイのサイズのおかげで実にしっくり。
ただしまあ当然ではありますが、通信しなければ地図検索等はできないので
あらかじめ出発前にネットワーク環境下でルート検索を行い、地図データのキャッシュを保存させて
オフラインでもゆらゆらと移動できるようにするのが正しい利用法になります。
バッテリーの問題は、車内ならソケット接続の周辺機器によって十分対応可能です。

また、GPSマップ機能を使った面白いアプリが「My Tracks」
このアプリは起動している間のGPS情報を記録して、移動した距離・時間・ルート、
さらには平均移動速度や位置標高まで記録しちゃう。
Android端末アプリのおかげでデータ共有もFacebookやDropbox、Gmailに直接できちゃいます。
サイクリングなんかやっている方にはピッタリのアプリじゃないかと思いますよ!

さらにMy Tracksの利用中に、NEXUS7で同時起動してみると面白いのが
様々なラジオをNEXUS7で聞くことのできるアプリ「Radiko」
ラジオを聴きつつ、同じガジェットでGPS測定をしながら移動して、
場所の確認には精度の高いGPS機能でGoogleマップを見る…
なんて使い方がかなり実用的じゃないかと。

そうそう、新型NEXUS7のGPSは2013年9月現在、バグで動かないことがあるようで。
マップ機能を安定して使うのであれば旧型の方が安心!です。
発売当初の不具合も、1年の販売期間で落ち着いて駆逐(イェーガァー)されているのが旧型の良いところ!

ただし、NEXUS7は旧型・新型にかかわらず防水仕様があまり整備されていないので
きっちりとアクセサリを探して防水を施しておいた方が良さそうです。
周辺機器の選びやすさも、市場での立ち位置が落ち着いた旧型ならではですねえ。

ここまで外出時のNEXUS7持ち歩きについて「超超超超イイ感じ!」と説明しましたが、
やはり真価を発揮するのはオンラインに接続した状態でのフル活用だと思います。
よって、通信環境がある程度整っている「そこそこな人口の街周辺」での使用がベストかと。
たくさんの自然と触れ合いたいネイチャージモンなシチュエーションでは、通信も繋がりにくいですし。

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まとめ:様子見?いやいや買ってからで十分よ

というわけで、旧型NEXUS7を改めてレビューし「NEXUS7のみりき」を調べてみた今回。
しかしこんな手帳大のガジェットがほぼPCの動きをするなんて、
小学生時代に Windows95を触った時には全く考えられなかったですわなぁ。うーん近未来。
ブラウン管ディスプレイに、2GB*6で認識される13GBの外部HDD。懐かしいです。
いやタッチパネルとかがもう個人的には異次元なんですけど。

ともかく、NEXUS7は「買って損は無い」という言葉が一番よく似合うガジェットだと思います。
持ち運びにちょうど良い、スマホより断然見やすい画面サイズのハード面と
自分好みにカスタマイズして使う事ができるAndroidOSのシステム面は非常に上手く噛み合っています。
例え他の機種を買うという状態でも、NEXUS7は何らかの用途に割り当てる事ができる汎用性と
その用途へ最適化できるカスタマイズ性を持ち合わせて
おり、決して無駄にはならない優位性があります。
(…Apple製品とかだと旧機種はホントに時代が止まってしまうので新機種買うと困るんですよね)

この状況に応じる汎用性、まるで仮面ライダーWのようで非常に気分が良い!
そんな多用途ガジェット、コストパフォーマンス全開の7インチタブレット・NEXUS7(2012)。
「旧型」なんて言葉に惑わされないように!むしろ旧型だからと信頼できる安心感があります。

そんなこんなで。旧型NEXUS7についての私の現在の結論!
「中古が1万後半で、このコストパフォーマンスは捗りすぎる。
 今からでもお安く中古市場で買っちゃう価値は十分にある!」
と言える商品です!
我らがJan-gle店舗でも中古NEXUS7販売中ですので、興味が出たなんて方は是非どうぞ!

ここからは↓おまけ。



(おまけ)mHzのNEXUS7普段使い紹介

さて、今回NEXUS7を紹介する理由になったのが「私が使っているから」なので、
おまけという事で私が普段NEXUS7をどう使っているかをご紹介します。

・NEXUS7の用途
主にネット閲覧とゲーム、それとマップですね。
通勤手段が電車+バスですので、合間合間に使っていますね。
欲しい本を思い出してその場で探して注文したり、乗換手段の候補を探したり、
移動の合間にゲームをしたりと「大きめのスマホ」としての利用が大きいです。
先日引っ越して新しいところで生活をしているので、マップは大変役に立ちます。
また、画像を大量に入れているので「プチビューワー」としても使用しています。

・使用ネット環境
モバイルWi-fiルーターでWiMAX環境を確保して使っています。
おサイフケータイを使うガラケー派なので、NEXUS7+auガラケーの2台持ち。
auの契約内容は基本的に電話とメール程度が使える内容です。
通信料金はWiMAX契約で約3000円+携帯料金が3000円弱=月おおよそ6000円といったところ。
PSPやDSもWiMAX接続できるので、このWi-fiルータもまた重宝しています。

・導入しているソフト
スクリーンショット
こちらの画面で大体ご確認いただけるかと思います。
画面下のアイコンはほぼお分かりかと思いますが
 メモリマネージャー
 2chmate
 Skype(LINEは使ってないので)
 Firefox(Flashコンテンツ再生用)
 Google Chrome(通常Webコンテンツ&モバゲー用)
 マップ
ウィジェットは
 標準のデジタル時計
 カレンダー(Googleアカウント連動)
 Gmail
 Google検索
になってますね。

・アクセサリ
本体写真
手帳のように開く事が出来る本体カバー+画面保護シートのみです。
画面にかぶさる部分を、ゴムバンドで閉じる方式ですね。
本体カバーには最近手に入ったストラップなどをお好みで。
この日は恋するドラゴンと初音ミクでした。

閲覧ありがとうございました!
(記事作成:mHz)